【レントゲン画像と痛みの関係】画像診断に頼りすぎないために

痛みや不調で病院を受診すると、多くのケースでレントゲンやMRIなどの画像検査が行われます。これにより、骨折や脱臼といった明らかな構造の異常が見つかると、それがそのまま症状と一致する場合も多く、診断や治療の大きな助けになります。

ですが、実は画像診断と痛みの感覚が必ずしも一致するとは限らないことが、近年の研究で明らかになってきています。

たとえば、変形性関節症や椎間板ヘルニアなどでは、画像上では明らかな変形や異常が見られるのに、本人は痛みをまったく感じていなかったり、逆に、画像ではほんのわずかな異常しかないのに強い痛みを訴えていたりすることがあります。

このように、画像所見と患者さんの「感じている痛みや違和感」は必ずしも一致しないというのが、今や医療現場の共通認識となりつつあります。特に慢性疾患や筋骨格系の不調では、画像だけでは判断しきれないことが多々あります。

”どう感じるのか”が重要なヒント

「どこが悪いのか?」を見つけるために画像診断は有効な手段ではありますが、それだけでは見えないことがたくさんあります。結局のところ、痛みや違和感は体の各部位(皮ふや筋膜、関節など)で感じ取られ、それが脳に伝わり、脳がまた体の動かし方を指示するという仕組みで私たちは日々動いています。

この「感じ方」こそが、治療において非常に重要な手がかりになります。

「膝が痛いから〇〇をすべき」「腰が痛いから△△が効く」といった、いわゆるマニュアル的なアプローチでは、本当の原因にたどり着けないこともしばしばあります。ひとりひとりの感覚の背景には、生活習慣や過去の怪我、身体の使い方の癖など、さまざまな要素が絡み合っています。

だからこそ、治療ではセラピストと患者さんが一緒になって、丁寧にその感覚を共有し、パズルのピースを一つひとつはめていくように、原因を探っていくことが最も重要とされています。

筋膜という“感覚のセンサー”に注目

GymNaでは、身体のなかでも特に「感覚のセンサー」が多く集まっている筋膜という組織に着目しています。筋膜は、筋肉や骨、内臓などを包み込み、全身をネットのようにつないでいる組織で、不調や痛みの発信源として整形外科界では近年注目が高まっている部位です。

画像ではうつりにくいこの筋膜に着目し、最新の医学的な根拠に基づいた方法で、お一人おひとりの感覚を丁寧にたどりながら、根本的な改善を目指しております。

「画像では異常がないと言われたけど、痛みが続いている…」「どこに相談すればいいのか分からない」そんな方こそ、ぜひ一度お気軽にご相談ください。あなたの感じている”痛みや不調の感覚”を一緒に紐解き、最も早い解決への糸口を見つけていきましょう。

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